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【ライトセラピー 24 】河瀬直美監督作品『光』を観て「光とは何か?」を考える | PAPERMOON ライトセラピーレッスン 東京自由が丘


皆さま、こんにちは。PAPERMOON 冬野朋子です。

早いものでもう金曜日‼️ 今週もライトセラピーレッスンです✨

今日は、ちょっとエンタメ系より「光」について考えてみました。

というのも、その名もずばり『光』という映画が公開されたからです✨😆✨

しかも、私が好きな監督(というか世界が愛する監督ですね)、

河瀬直美さんの作品です。

カンヌで上映され、受賞こそ逃しましたが、

大変評価されたと報道されていましたね〜💖

日本より、カンヌでの方が愛されているのかも〜。

ということで、これはぜひ劇場で観るしかないぞ!と、先日足を運びました。

その日の最終回の上映だったためか、会場には数名しか観客がいませんでした。

まあ、それがかえって映画を盛り上げて(いや静まらせて?)くれたんですけどね。

…というのも、例によってまた重いのですよ、テーマが…😓

詳細はネタがバレてしまいますから避けますが、

ざっくりとストーリーをお話しすると…

  主人公の美佐子は、目の見えない方へむけた映画のガイド(ナレーション)を

  作る仕事をしています。

  その仕事を通し、弱視の天才カメラマン雅哉と出会います。

  彼の視力は徐々に失われていくのですが、その様をコントラストに、

  彼女の心が葛藤とともに、徐々に変わっていく姿が描かれています…。

河瀬監督ですからね。単純なラブストーリーではないですね。はい。

いや、ラブストーリーでもないかも。

少なくとも私にはラブストーリーには映らなかったかなあ。

全体の空気も決して明るいものではありません。

しかも雅哉の視力が徐々に失われていくあたりは、ちょっと辛いというか、

エグイというか…。

主人公の美佐子の苦悩もまた、なかなかシビアで…。

なのに、映像がやたら綺麗だったりして…。

いつもの河瀬節全開のモードです💦💦

そしてやたらと、夕陽や陽射しが眩しく感じられるのですよ。

何しろ『光✨』ですものね。

この映画のテーマ、だからなあ。

…で、そんな中、私は劇場で考えたんです。

「目が見えない人にとって、光って何なんだろう?」

って。

光、光って言うのは、私たち、見える人間側の、特権だろうか??

って。

これまでこのライトセラピーレッスンでも「光とは?」ということを、

科学的な観点でお話ししてきましたが、

そんなことより、何より、

もっと根源的な意味での光って一体何なんだろう…

って。

考えながら答えを探して、目を閉じてみました。

目が見えない人の感じってどんなだろうって思いながら…。

まあ、そんな単純なことでは答えは得られませんが、

もしかしてこれ?っていう思いに至りました。

光って、

温度だ

と。

光って、暖かい。

と。

よく考えれば、赤外線が半分もあるから、当たり前と言えば当たり前。

でも「光とは温度である」という一つの解が得られたのは、

私にはちょっと発見でした✨

河瀬さん、ありがとう。

ということで。

劇場ではまだまだ上映中。

ご興味ある方は観に行かれてみてはどうでしょう。

またお会いしましょうね☺️

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